米Amazonで数々の映画やドラマの制作を手掛けている「Amazon MGM スタジオ」は19日、北野武(ビートたけし)監督による長編映画の制作を発表した。北野監督自身が脚本・主演を務める予定で、タイトルや公開時期は未定。Amazonが展開する定額制の動画配信サービス「Prime Video(プライム・ビデオ)」で配信されるかどうかについて、関係者は「現時点ではお答えできない」としている。
北野監督は、1997年に『HANA-BI』が第54回ベネチア国際映画祭で日本作品としては40年ぶりとなる金獅子賞を受賞。映画監督として国際的な評価を確立している。
一方、Amazon MGM スタジオは、第96回アカデミー賞で脚色賞を獲得した「アメリカン・フィクション」などの作品を手掛けたほか、第80回ゴールデングローブ賞で外国語映画賞を受賞した「アルゼンチン1985~歴史を変えた裁判~」など、国際的なコンテンツも展開している。
北野監督は「映画を撮り始めて数十年が経ちましたが、各国で映画制作をしているAmazon MGM スタジオとタッグを組むのは自分自身にとっても新たな挑戦でわくわくしています」などとコメント。同スタジオのインターナショナル・オリジナル責任者であるジェームズ・ファレル氏は「Amazon MGM スタジオとの取り組みで〝世界のキタノ〟がどのように暴れてくださるのか、とても楽しみにしています」などと期待を寄せた。
原文出處 產經新聞