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領海内で「わが物顔で」中国海警船が接近 石垣市の尖閣調査終了、夕方帰港へ

尖閣諸島(沖縄県石垣市)の周辺海域を調査する同市の海洋調査船が27日、終了した。同日夕、石垣港に帰港する。中国海警局の船が調査船まで約1キロの距離まで接近。海上保安庁の巡視船が海警船の進路をふさぐ場面もあった。

第11管区海上保安本部(那覇)によると、27日午前5時15分ごろ、尖閣周辺の領海に中国海警局の船2隻が相次いで侵入した。2隻は領海内で尖閣周辺海域を調査する石垣市の海洋調査船の動きに合わせて航行。同午前9時50分すぎに相次いで領海の外側に出た。中国当局の船が尖閣周辺の領海に侵入するのは3日連続で、今年12日目。接続水域を含め、中国当局の船が確認されるのは128日連続となった。

海洋調査船には石垣市の中山義隆市長のほか自民党の稲田朋美幹事長代理ら国会議員5人、産経新聞などメディア関係者が乗船していた。

稲田氏は調査船上で産経新聞などの取材に応じ、「海警船がわが物顔で領海に入っていくのは許しがたい。こんな近くまで海警船が来ていることを非常に深刻に受け止めている」と語った。

原文出處 產經新聞