北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」=19トン=が遭難した事故で、海上自衛隊の掃海艇の水中カメラが29日午前、知床沖の海中でカズ・ワンの船体を確認した。海上保安庁が発表した。
第1管区海上保安本部(小樽)は29日、新たに犠牲者4人の氏名を明らかにした。
1管は28日に搭乗者とみられる男性3人が発見された知床半島東の羅臼町側の海域にも範囲を広げ、残る行方不明者を捜索する。検視で3人の死因は溺死と判明。身元確認を進めている。
事故をめぐってはこれまでに死亡した11人の身元が判明している。1管によると、29日は天候が回復し、地元の漁船も捜索に参加。海底の様子を調べられる測量船「天洋」も、同日中に現場海域へ到着する見通し。
原文出處 產經新聞