今月14日に就任した林官房長官は26日、読売新聞などのインタビューに応じた。岸田首相を支える考えを強調しつつ、将来的に首相を目指すことに意欲を示した。林氏は首相就任への意欲を問われ、「そうした志はずっと持ち続けていきたい」と述べた。その上で「今は岸田政権の一員として首相を支え、しっかりと職責を果たすことに専念していきたい」とも語った。
自民党派閥の政治資金パーティー収入に関する政治資金規正法違反事件を巡っては、「自民党の政治活動に厳しい目が向けられ、疑念を持たれる事態を招いていることは極めて遺憾だ」と述べた。国民の信頼回復に全力で取り組む方針を改めて示したものだ。
北朝鮮による日本人拉致問題に関しては、早期解決に向けて、「北朝鮮には様々なルートで働きかけを絶えず行っており、働きかけを一層強める」と説明した。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設については、「『世界で最も危険』と言われる普天間飛行場の固定化は絶対に避けなければならない」と指摘した。「辺野古への移設が唯一の解決策」と訴え、移設計画の推進に理解を求めた。
原文出處 讀賣新聞