コソボの首都プリシュティナで3日、故安倍晋三元首相の名前を付けた「安倍晋三公園」の開園式があった。在コソボ大使館の水内龍太大使が出席、「公園で育まれる温かな交流により両国の絆がより一層深く結ばれていくことを夫も期待していると思います」とした安倍氏の昭恵夫人によるメッセージを代読した。
公園は、段々畑のようなつくりで「安倍晋三公園」と漢字で書かれたプレートが設置されている。水内氏とプリシュティナのラマ市長らが桜を植樹した。ラマ氏は取材に対し、安倍氏は「われわれの偉大な友人だ」とし、命名について「敬意を示すためだ」と語った。
安倍氏が首相だった2018年1月に、欧州連合(EU)加盟を目指すコソボなどに対する経済社会改革の支援などを目的とした「西バルカン協力イニシアチブ」が発表された。20年には在コソボ大使館を開設した。
昨年安倍氏が亡くなった後、プリシュティナ側が公園の命名について提案した。
原文出處 產經新聞