他人名義の電子決済サービスで加熱式たばこなどを大量に購入したとして、大阪府警は19日、詐欺などの疑いで、いずれも中国籍の男女3人を逮捕、送検したと発表した。中国での転売が目的だったとみられる。
府警によると、3人は住所不定の会社経営、于雪白(う・せつはく)容疑者(40)のほか、25歳と37歳の男。
于容疑者の逮捕、送検容疑は昨年4月~今年4月、大阪市内のコンビニで、他人名義の「auペイ」や「クイックペイ」を約180回利用し、加熱式たばこや紙巻たばこ約9100箱計約520万円分をだまし取ったとしている。于容疑者は容疑を否認している。
男2人も共謀し、同様の手口でたばこ約1500箱(約89万円分)を詐取した疑いがある。
府警国際捜査課によると、于容疑者は同じコンビニで1日に4千箱以上を注文することがあり、店員に「中国では加熱式たばこが人気で日本の倍ほど値がつく」などと話していた。
偽のサイトに誘い出し、個人情報を盗み出すフィッシング詐欺で入手したパスワードなどを使い、他人名義のアカウントを悪用していたとみられるという。
原文出處 產經新聞