映画「フラガール」のダンサー役のモデルで、初代フラガールの小野恵美子(おの・えみこ)さんが4日午前6時30分、アルツハイマー型認知症終末期のため福島県いわき市の老人福祉施設で死去した。79歳。いわき市(旧内郷町)出身。葬儀は10日に家族葬で行う。喪主は夫、英人(ひでと)さん。後日、お別れの会を開く予定。
高校卒業後、常磐音楽舞踊学院に1期生として入学。1966年にオープンした常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)の舞台に立ち、初代リーダーを務めた。76年、結婚を機に引退した。
その後は同学院や自ら設立したダンス教室で後進の育成に取り組んだ。2006年公開の映画フラガールで俳優、蒼井優さんが演じたダンサーのモデルとなった。東日本大震災が起きた11年に始まった、高校生がフラ日本一を競う「フラガールズ甲子園」を発案した。
原文出處 產經新聞