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クリミア半島併合時には侵攻条件整わず NATO対抗軍事力不足とプーチン大統領


ロシアのプーチン大統領は19日に国営テレビが放送したインタビューで、ロシアがウクライナ南部のクリミア半島を一方的に併合した2014年の時点では米国主導の北大西洋条約機構(NATO)に対抗するだけの軍事力が足りず、東部ドンバス地域(ドネツク、ルガンスク両州)への軍事作戦に踏み切る条件が整っていなかったとの見方を示した。

ロシアは東部紛争を平和的に解決しようとしたが欺かれたとし、和平のための「ミンスク合意」を履行しなかったウクライナを批判、侵攻を改めて正当化した。「地上軍の強化など、やるべきことは非常に多い」とも述べ、侵攻継続の意思を示した。

プーチン氏は「14年にはロシアに極超音速ミサイルなどの最新兵器はなかった。今はある」と述べ、当時は、ウクライナが加盟を求めるNATOに対抗できないと判断したことを示唆した。

原文出處 產經新聞

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