7日の朝7時半ころ、愛知県の中部空港に成田から福岡に向かっていたLCCのジェットスターの機体が緊急着陸しました。
空港の管理会社によりますと、乗客や乗員でけがをした人の情報はないということで、警察などが原因や機体の状況などを調べています。
警察によりますと、爆破予告があったため緊急着陸したという情報があるということで、確認を進めています。
警察によりますと、7日午前7時半ごろ、中部空港を管理する会社から、ジェットスターの機体が中部空港に緊急着陸したという情報が入ったということです。
空港の管理会社によりますと、機体は成田空港発福岡空港行きで、今のところ、乗客や乗員でけがをした人の情報はないということです。
中部空港に設置したカメラの映像では
NHKが中部空港に設置したカメラでは午前8時20分ごろジェットスターの機体が滑走路に向かう誘導路とみられる場所に止まっていて、脱出用のシューターが機体の前後から合わせて4本出ている様子が確認できます。
その後、現場には消防車や救急車が駆けつけ乗客とみられる人たちは到着したバス数台に分乗してターミナルに向かいました。
現在、警察などが原因や機体の状況などを調べています。
空港の管理会社によりますと、この影響で中部空港は現在、航空機の離着陸を見合わせているということです。
NHKが中部空港に設置したカメラの映像では、午前8時ごろ、ジェットスターの機体から離れた滑走路で大勢の乗客が待機している様子が確認できます。
また、複数の消防車が機体の近くまで向かっていました。
さらに午前8時半ごろの映像では、乗客が3台のバスに分かれて次々と乗り込んでいる様子が確認できます。
脱出用シューターとは
航空機の脱出用シューターは、客を機内から直ちに脱出させる必要があると判断された場合に使用されます。
航空機は、一定の条件のもとで、全員が90秒以内に脱出できるよう設計されていて、脱出用シューターも非常口を開くと自動的に滑り台のような形で飛び出すようになっています。
ただ、これまで滑走路など硬い地面に体を打ちつけるなどして、けが人がでたケースがあり、使用時は乗務員が下で乗客を支えるサポートを乗客にも依頼することになっています。
原文出處 NHK