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JR姫路駅前で男性が焼身自殺図り死亡 数年前から両親を介護「生きるの嫌になった」 兵庫・太子の55歳


13日午後4時ごろ、兵庫県姫路市駅前町、JR姫路駅の北駅前広場で「人が火だるまになっている」などと通報が相次いだ。県警姫路署や同市消防局によると、広場で男性が火に包まれており、駆け付けた警察官が消火器で消し止めた。男性は同県太子町に住む無職男性(55)で、全身にやけどを負い、搬送先の病院で約8時間後に亡くなった。

同署によると、男性は救急搬送の際、「生きるのが嫌になった。自分で火を付けた」と話したといい、焼身自殺を図ったとみられる。現場にはライターやオイル缶のような物があった。男性は数年前から高齢の両親を1人で介護しており、県外に住む姉に「介護に疲れた」と話していたという。

現場は、JR姫路駅前から姫路城まで延びる大手前通りの起点付近。当時は多くの観光客や買い物客がいて、消防車両なども集まり一時騒然となった。

自殺を思いとどまってもらおうと、公的機関や民間団体が相談窓口を開いている。

兵庫県は、平日昼間は各地域の健康福祉事務所で、夜間や土日祝日は「いのちと心のサポートダイヤル」で電話相談に応じる。

原文出處 神戶新聞

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