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(影)関係者ら動揺、昭恵氏が自宅を出発 安倍晋三・元首相銃撃


奈良市の近鉄大和西大寺駅付近で発砲音があり、現場にいた朝日新聞記者によると、駅前で街頭演説をしていた安倍晋三元首相が倒れ、救急搬送されました。警察関係者によると、安倍氏は心肺停止の状態で、背後から2発、散弾銃のようなもので撃たれたといいます。奈良市の山上徹也容疑者(41)が殺人未遂容疑で現行犯逮捕されています。状況を速報します。

13:40
銃は手製で砲身を粘着テープで巻いたもの 警察関係者

警察関係者によると、銃は手製で、筒状の砲身を粘着テープで巻いたもの。安倍氏はかなり直近から銃撃されたという。

13:30
自民の高市政調会長、応援演説を中止

自民党の高市早苗政調会長は8日午後7時から、福岡県久留米市で参院選の自民候補の応援演説をする予定だったが、安倍晋三元首相の銃撃を受け、急きょ中止となった。

12:50
松野官房長官が涙目で取材応じる 「いかなる理由であれ、蛮行許されない」

松野博一官房長官は、首相官邸で記者団の取材に応じ、「安倍(晋三)元総理の容体は現在のところ不明であり、引き続き確認中だ」と語った。参院選の遊説中だった岸田文雄首相は官邸に緊急で戻るとし、「応援演説などで各地にいる閣僚については、直ちに東京に戻るよう指示を出した」と明かした。

松野氏は目を潤ませながら、「いかなる理由であれ、今回のような蛮行は許されるものではなく、断固非難する。政府としては各種の対応に万全を期している」と述べた。

12:43
米国のエマニュエル駐日大使がSNS投稿 「米国政府と米国民は、安倍さんのご無事を願う」

米国のエマニュエル駐日大使は8日、ツイッターに「安倍晋三元首相の銃撃事件を受け、悲しみを覚えるとともに大きな衝撃を受けています。安倍さんは日本の優れた指導者であり、米国にとって揺るぎない盟友でもあります。米国政府と米国民は、安倍さんのご無事を願うとともに、ご家族と日本国民のために祈っています」と投稿した。

12:40
社民・福島氏「暴力に断固反対。暴力で問題解決してはいけない」

社民党の福島瑞穂党首は自身のツイッターに投稿した動画の中で「安倍元総理が銃弾に倒れたというニュースを聞き、大変おどろき、大変ショックを受けています」とコメント。「社民党は、福島瑞穂は、あらゆる暴力、すべての暴力に断固反対です。まさに暴力で問題を解決してはいけません。この蛮行に強い抗議を表したいと思います」と話した。

12:30
自民・小泉氏「暴力で変えていくということは許せない」

小泉進次郎・自民党総務会長代理は、参院選大分選挙区の自民新顔の応援のために大分市入りしていた。聴衆の前に姿を見せ「暴力で変えていくということは許せない。選挙が行われている真っ最中に、暴力で世の中を変えようと思う者の思うつぼであってはならないが、すぐ戻るべきだと判断した」とだけ述べ、厳しい表情で会場を後にした。

12:35
安倍氏が演説予定だった京都市で、自民議員が支持者に説明

安倍晋三元首相が奈良市の後に演説する予定だった京都市の四条河原町交差点。自民京都府連会長の西田昌司参院議員が、安倍氏の名前の垂れ幕がかかった選挙カーで、集まった支持者らに説明した。西田氏は「奇跡でもいいから、命を取り留めていただきたいと、回復を心から願っている。我々は、銃弾による暴力、言論封殺は断じて許されない、暴力に負けてはいけないということをしっかり訴えたい」と語った。

12:30
磯崎官房副長官、香川から東京へ

参院選香川選挙区に立候補している磯崎仁彦・官房副長官は午前中から、香川県丸亀市内で街頭演説中だったが、官邸からの連絡を受け急きょ東京に戻ることに。選挙事務所の男性秘書は「緊急事態で予定は全部中止。投開票当日も含めて戻れないかもしれない」と話した。

2発目の銃声、倒れた安倍氏 女子高生が証言
現場の近くのビル4階にある塾から、安倍晋三氏の演説を見ていた奈良市の女子高校生(17)によると、安倍氏の背後から男が近づき、バズーカ砲のような銃を撃ったという。

1発目は当たらなかったのか、安倍氏はそのまま話し続けた。男が少し下がって2発目を撃つと、安倍氏は力をなくしたようにその場に倒れ込んだという。銃からは煙が上がっているのが見えた。

男は銃をその場に置き、その後取り押さえられたという。男は上はグレー、下はズボン姿。AED(自動体外式除細動器)を持って走ってきた人がいたほか、ショックを受けたのか、その場に倒れた人もいたという。

「ボンという音、煙も」付近の男性証言
晋三氏が銃撃された奈良市の現場近くにある不動産会社に勤める30代男性は、朝日新聞の取材に「午前11時半ごろ、爆弾が爆発するような『ボン』という音がして、煙も上がっていた」と話した。

しばらくすると救急車や消防車がサイレンを鳴らしてたくさん集まってきた。「もともと安倍元首相が来るということで人だかりができていたが、さらに人だかりが膨らんでいった」という。

12:30
「何も分からない」東京の安倍事務所

東京・永田町の安倍晋三氏の事務所前には報道陣10人以上が集まった。事務所の関係者は記者の問いかけに「何も分からない」と答えた。

その後、事務所から出てきた荒井広幸・元内閣官房参与は報道陣の取材に「暴力は言語道断だ。事務所は冷静に対応している」と答えた。前日には大阪で安倍氏と行動をともにした。安倍氏から「泊まっていかないのか」と聞かれ、「きょうは帰ります」と答えた。「まさかこんなことになるとは……。無事を祈るだけです」と言葉を詰まらせた。

12:25
昭恵氏が自宅出発

東京都渋谷区の安倍晋三氏の自宅前では警察官3、4人が警戒にあたり、混乱した様子はなかった。事件の一報を聞いた報道陣が続々と集まってきており、安倍氏の妻、昭恵氏を乗せた車両が自宅を出発した。

12:20
「民主主義に対する暴力」自民都連職員

東京・永田町の自民党本部前周辺には警察車両が次々と集まっていた。党本部内に事務所がある党都連職員の一人は「民主主義に対するひどい暴力だ……」と言葉すくなに語り、ショックを受けている様子だった。都内でこの日予定されている参院選候補の遊説活動などは予定通り実施するという。

12:20
岸田首相、遊説の山形から帰京

岸田文雄首相が、遊説先の山形県寒河江市から東京の首相官邸に戻るため、会場を出た。

12:15
「暴力、時代に逆行」元・志摩市長 

2016年に伊勢志摩サミットが開かれた三重県志摩市で、当時市長だった大口秀和さん(71)は「びっくりした。とんでもないこと。どんな背景があるにせよ、暴力に訴えること自体が今の時代に逆行している」。サミットの際に安倍元首相と会話もしたといい、「助かってほしいというのが切な願いです」と話した。

12:15
松野官房長官、官邸入り

松野博一官房長官が、首相官邸に入った。午後1時過ぎに官邸入りの予定だったが、予定を早めた。

12:10
下関・安倍事務所に続々報道陣

山口県下関市中心部にある安倍晋三氏の地元事務所には、正午すぎから「安倍氏が銃で撃たれた」との一報を受けて20人ほどの報道関係者が詰めかけた。事務所関係者は取材に応じず、事務所に人の出入りもない。

12:00
立憲・泉代表「容体が心配。とにかく無事で」

立憲民主党の泉健太代表は自身のツイッターで「まだ情報が錯綜(さくそう)していますが、安倍元総理の容体が心配です。とにかく無事であってほしい。こんなことは絶対に許されない」とコメントした。

12:00
サントリー新浪社長「世界での日本の地位あげた方 ぜひ健在で」

サントリーホールディングスの新浪剛史社長は、長野県軽井沢町であった経済同友会の会合で「日本国にとって非常に大事な政治家。日本を元気にして、アベノミクスで経済を浮揚させた方で、世界における日本の地位をあげていただいた方。ぜひ引き続き、健在で日本をよくすることに努力いただきたい。それを願うだけです」と話した。突然の発砲事件については「絶対あってはならないこと。民主主義が大きな挑戦を受けているということを我々が考えなければいけない」と強調した。

12:00
国民・玉木代表「言論封鎖するような蛮行、断じて許せない」

仙台市内で参院選の演説をしていた国民民主党の玉木雄一郎代表は、演説後に報道陣の取材に応じ、「あってはならない蛮行だ。安倍元首相の速やかな回復を心からお祈りしたい。民主主義の最大の発露の選挙中に、言論を封鎖するような蛮行は断じて許すことはできない。強く抗議するとともに、安倍元首相の回復を心から祈りたい。許しがたい卑劣な行為で、強い怒りを表したい」と話した。

12:00
自民奈良県連、午後1時から会見

自民党奈良県連は午後1時から、安倍晋三氏が銃撃された事件について記者会見を開く。

12:00
岸田首相、演説で触れず

岸田文雄首相は8日正午、山形県寒河江市内で参院選山形選挙区の自民新顔の候補者の応援演説をした。10分ほどの演説の中では、安倍元首相への銃撃については触れなかった。

岸田首相の演説に先立ち、候補者が演説の冒頭で「まだ不確定な情報ですが、安倍元首相が負傷されたということで、一日も早い回復をお祈りします」と述べた。同席していた自民党の遠藤利明選挙対策委員長は演説の後、記者団の取材に、「暴力はいけないことだ」と述べた。

12:00
「誤報であって」桜田・経済同友会代表幹事

安倍晋三元首相が奈良県での演説中に発砲されたことについて、経済界からも驚きの声が出た。

長野県軽井沢町で会合を行っていた経済同友会では、桜田謙悟代表幹事が正午ごろに、安倍氏が発砲されたことをアナウンス。議論していた経済人たちからは「えっ」と驚きの声が広がった。

報道陣の取材に応じた桜田氏は、「今まさに日本の国の課題や素晴らしいところを議論していたさなかに、あってはいけないことが起きてしまった。ショックだ。誤報であって欲しい」と述べた。日本の民主主義が壊れるような事件だとして、「この国では暴力でものごとを変えるというのは、しかも最も民主主義が大事な政治の世界で、それが起きたというのは許されない」と話した。

12:00
地元支援者「絶対に許されない」

安倍氏の地元、山口県下関市在住の女性(76)は「桜を見る会」にも参加したことのある支援者。「ネットで事件を知って大変驚いた。日本にとっても山口にとってもいなくなるのは困る。こんなことは絶対に許されない」と声を震わせた。

11:55
「どうかご無事で」 れいわ・山本代表がツイッター投稿

れいわ新選組の山本太郎代表はツイッターで、安倍晋三元首相が救急車で搬送されたとのニュースを引用し、「どうかご無事で」とコメントした。

11:45
官邸に対策室

安倍晋三元首相への銃撃事件を受け、政府は官邸危機管理センターに官邸対策室を設置した。

11:40
警察庁が対策本部

警察庁は、警備局長を長とする対策本部を設置した。

11:30ごろ
安倍元首相倒れる、近くで発砲音

奈良市の近鉄大和西大寺駅付近で発砲音。安倍晋三元首相が倒れている。

原文出處 朝日新聞

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