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「心があるなら港を開いて」 世界の飢餓、侵攻続けば4700万人増


ロシアによるウクライナ侵攻で、すでに深刻になっていた食料危機に拍車がかかることが懸念されている。侵攻の長期化は、世界の食料供給にどんな影響を与えるのか。

「私たちは飢餓、栄養失調、貧困、死、武力紛争、気候変動、新型コロナウイルスのワクチン不足と闘わなければならない」

アフリカ連合の議長国を務めるセネガルのタル・サル外相は18日、国連で開かれた食料安全保障の会合で訴えた。「この悲惨な状況のほかに、ウクライナにおける戦争を加えなければいけない」

世界食糧計画(WFP)によると、ウクライナ危機以前から食料危機は深刻だった。WFPが活動する81カ国・地域では今年初めの時点で、2億7600万人が、食料不足により命や生活が危険にさらされる「急性食料不安」に苦しんでいた。新型コロナの流行前より1億2600万人増え、過去最多だった。

原文出處 朝日新聞

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