安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に開いた夕食会の費用を安倍氏側が補塡(ほてん)していたとされる問題をめぐり、安倍氏が国会で「事務所は関与していない」「明細書は無い」「差額は補塡していない」の3点について、少なくとも118回繰り返していたことが21日、衆院調査局の調べで分かった。これらの答弁は事実と異なっていた可能性が強く、野党は「虚偽答弁」と批判を強めている。
立憲民主党が同局に調査を依頼し、結果を公表した。これらの答弁は昨年11月~今年3月、のべ33回の衆参本会議や委員会の機会で行われていた。
内訳としては、「事務所は関与していない」という趣旨の答弁は70回、「明細書は無い」という趣旨の答弁は20回、「差額は補塡していない」という趣旨の発言は28回あったという。
原文出處 朝日新聞