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「結婚しなくていい」ヤジ問題で自民・杉田水脈氏、無言貫く 携帯を耳にあて立ち去る

22日の衆院代表質問で選択的夫婦別姓を認めるべきだとの質問が行われた際に、本会議場から女性の声で「だったら結婚しなくていい」とのヤジが飛んだ問題で、複数の議員がヤジの主と指摘した自民党の杉田水脈衆院議員は23日、報道陣の問いかけに無言を貫いた。杉田氏は23日に少なくとも5回、党本部や衆院で報道陣の前に姿を現したが、「あの発言は杉田さんのものか」などの質問には答えず、携帯電話を耳にあて続けるなどして立ち去った。

23日の衆院議院運営委員会の理事会では、手塚仁雄・野党筆頭理事(立憲民主党)が事実確認を求めたが、自民側は持ち帰るにとどめた。自民の森山裕国対委員長は記者団の取材に「不規則発言自体がよくないと思うので、そういうことがないよう(党内に)しっかり伝達する」と述べ、個別の発言はたださない意向をにじませた。一方、公明党の斉藤鉄夫幹事長は記者会見で「私は聞こえなかったが(ヤジがあったのは)事実のようだ。国会の品位を傷つけるヤジで与党の人間として大変残念だ」と語った。

 ヤジは国民民主党の玉木雄一郎代表が、20代の男性が女性から「姓を変えないといけないから結婚できない」と言われた、とする事例を紹介した際に出た。

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